この視覚障害の原因のうち、白内障の割合が7%ということですから、約11万5千人となります。ところが、生活状況などで眼科医の診療を受けられない患者もいることを考えますと、数値以上に白内障患者が存在することも容易に想像できます。
白内障患者に配慮した生活環境は、医療機関や行政機関で進められていますが、私たちにも予防の義務があります。最も手短にできることの一つに食生活改善があります。食生活は法的に違反行為などは定められていませんが、自らの健康管理に杜撰であった結果、さまざまな病気を引きおこし、医療に負担をかけることは間接的にとはいえ、犯罪に近いものがあります。
日本眼科医会は、このまま視覚障害に改善が見られないまま高齢化が進む平成30年に突入すると、視覚障害者数は202万人に達し、医療費に加え、家族の負担や低雇用率、QOL(生活の質)の低下などを金額に換算した視覚障害のコストは11兆円に膨らむと試算しています。
健康を気遣いながら規律ある生活をおくる健常者がいる一方で、不摂生のために健康を害し、医療費を無駄遣いする輩がいるということは、まさに「正直者がバカを見る」と言わなければならないでしょう。
格差があまりにひどいようだと、健常者には健康保険料を一部免除するなどの措置も必要かもしれません。
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